マスクの選び方|板場・畑・トラックで、防いでいたものが全部違っていた
玄関の引き出しに、マスクが三種類も入っていた。
板場・畑・トラック、いまで、選ぶ基準がまるで違っていたことに気づいた。
玄関の引き出しを開けたら、マスクが三種類も入っていた。
薄手の白いもの、耳が痛くならない大きめのもの、ゴムの臭いがする使い捨ての厚手のもの。
どれも「マスク」で片づけていたけれど、選んでいた基準は場面ごとに全部違っていた。
板場では、匂いを閉じ込める道具だった
生魚を扱う仕事は、手だけでなく息にも気を遣う。
厨房でくしゃみをするわけにはいかないし、風邪気味の日は客前に立つ前に必ずマスクをつけさせられた。
選んでいたのは香りが移らない無香料のもので、蒸れて息苦しいと長時間の立ち仕事がつらくなるぶん、耳が痛くならない大きめのものを重宝していた。
厨房の中は火と湯気で暑いのに、マスクだけは外せない。
守っていたのは自分の体ではなく、目の前で握る寿司飯の方だったと思う。
畑では、土と薬から身を守る道具だった
畑仕事のマスクは、匂いより粉じんが相手だった。
耕したばかりの畑は土埃が舞い、農薬を散布する日は普段のマスクでは頼りなく、排気弁のついた防じんタイプに替えていた。
メガネをかけたまま作業すると曇ってしまうのが悩みで、鼻元にワイヤーの入ったものを選ぶようになったのもこの頃だ。
花粉の季節は、防ぐものが土から花粉に変わるだけで、マスクをつける理由自体は絶えなかった。
畑仕事は、空気そのものと付き合う仕事でもあった。
トラックでは、休憩のときだけつける道具だった
長距離の運転中は、正直マスクをつける発想がなかった。
一人きりの車内で誰かにうつす心配もなく、息苦しさの方が眠気に効いてしまう気がして外していた。
マスクが必要になるのは、決まって荷降ろしの現場だった。
倉庫の埃や、積み荷から漂う独特の匂いを吸い込まないよう、サービスエリアで買った適当な一枚を鞄に入れていた。
運転席では外し、体を動かす場所でだけつける。トラックの仕事は、その切り替えの連続だった。
いまは、いなくてもいい日にも持ち歩いている
デスクワーク中心のいまは、粉じんも匂いもほとんど気にしなくていい。
それでも満員電車やオフィスの人混みを考えると、鞄には一枚常に入れている。
選ぶ基準は結局、板場で覚えた「息苦しくないこと」と「耳が痛くならないこと」の二つに落ち着いた。
必要に迫られて選んでいたころとは違い、いまは備えとして選んでいる。
それでも基準そのものは、あの頃からほとんど変わっていない。
マスクは、何から自分を守るかを映す道具だった
板場・畑・トラック、いま。
同じマスクという道具で、守っていたものは毎回違っていた。
匂いを閉じ込め、粉じんを防ぎ、埃を避け、人混みに備える。
手を守る軍手について書いた話はこちらにも残している。顔を覆う小さな布一枚にも、同じくらいの理由が詰まっていた。
PR 本記事は楽天アフィリエイトを含みます。
楽天で人気のマスク
-

山陽物産 100枚「Japan 桜」不織布マスク 日本製 マスク さわやか PFE 花粉 99%カット 可愛い おしゃれ 立体 定番 白 使い捨て 息苦しくない 耳が痛くならない 肌に優しい 売れ筋 高機能 国産 ロゴ入り 自社工場 やわらかノーズ 50枚×2箱
-

バイリーン 防じんマスク X-3702FT 10枚入 DS2適合品 防塵 X-1702 バイリーンマスク 使い捨て式 ds2マスク 業務用 作業用 排気弁付き 防塵マスク 防塵用 使い捨てマスク 不織布 排気弁 ds2 使い捨て メガネが曇りにくいマスク 溶接 研磨 セット X-3702EX
-

超立体マスク スタンダード 大きめ 30枚 [ 公式ショップ ] ユニ・チャーム公式 不織布 マスク 大容量 ユニチャーム
ストアリンクにはアフィリエイト広告を含みます。
Amazonストアで愛用ギアをまとめて見る