2026.09.23 泊まれる場所4,223 立ち寄りスポット59,693 営業中を確認したキャンプ場1,005 note を読む

かかとのひび割れ、原因は仕事によって違っていた|板場・畑・トラックで、乾燥の仕方まで別だった

冬になると、かかとの皮がぱっくり割れて靴下に引っかかる。
板場にいた頃、畑にいた頃、トラックに乗っていた頃で、かかとの荒れ方がまったく違っていたことを思い出した。
同じ「乾燥」でも、原因はその都度別だった。

冬になると靴下を脱いだとき、かかとの皮が引っかかることがある。
よく見るとぱっくり割れていて、去年もこの時期に同じことをしていたのを思い出す。
板場にいた頃、畑にいた頃、トラックに乗っていた頃、そしていまと、思い返すとかかとの荒れ方がそれぞれ違っていた。

板場では、濡れと乾きの落差でかかとが割れた

厨房の床はタイルかゴム製のマットで、一日中その上に立ちっぱなしだった。
洗い場の水しぶきで足元が濡れることも多く、そのあとすぐに厨房の熱で乾く、という濡れと乾きの繰り返しが一日に何度もあった。
立ち仕事で圧迫され続けたかかとは、皮膚が防御反応として角質を厚くしていく。
そこに水気の出入りが重なることで柔軟性が失われ、厚くなった角質から先に亀裂が入るのだと、あとになって知った。

畑では、土の乾燥と手入れのしなさでかかとが乾いた

畑仕事の日は、長靴を脱いだ足がそのまま乾いた土や砂に触れることが多かった。
土は思っている以上に水分を吸う。
夕方に冷たい水で足を洗って終わり、クリームを塗るという発想自体が当時はなかった。
とくに秋から冬にかけては、一日の作業だけでかかとの表面がざらついているのがわかった。

トラックでは、かかとより血の巡りが原因だった

長距離の仕事は、一日のほとんどを座って過ごす。
歩かないぶん厨房や畑のような物理的な負担は減ったが、かわりに足先の血の巡りが悪くなり、肌の生まれ変わりそのものが鈍くなっていた気がする。
ぱっくり割れるというより、かかと全体がなんとなく硬くくすんでいく感覚に近かった。
アクセルを踏み続ける右足だけかかとの減り方が違うことにも、この頃気づいた。

いまは、乾燥に気づいたら保湿する、をルールにした

デスクワーク中心のいまは、暖房で乾いた室内に一日中いる。
足の裏には汗腺はあっても皮脂腺がなく、自分の力だけでは油分を作れない部位だと知ってから、放っておくものではなくなった。
一度ひどく割れて痛い思いをしてから、乾燥に気づいた時点でクリームを塗る、というだけのルールに変えた。
靴下について書いたときも同じ結論にたどり着いたが、結局のところ足まわりは気づいた側から先に手を打つしかないのだと思う(靴下の話はこちら)。

かかとは、乾きやすさの正直な記録だった

板場は濡れと乾きの落差、畑は土に水分を奪われる乾燥、トラックは血の巡りの悪さ、いまは暖房の乾燥。
同じ「かかとが荒れる」でも、原因は仕事のぶんだけ違っていた。

皮膚がいちばん厚く、いちばん目につきにくい場所だからこそ、生活の環境がそのまま出るのかもしれない。

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