2026.09.23 泊まれる場所4,223 立ち寄りスポット59,693 営業中を確認したキャンプ場1,005 note を読む

焚き火で竹が爆ぜる理由|竹のこと。板場では包むもの、畑では増えすぎて困るもの

竹を丸のまま焚き火にくべると、節の中の空気が膨らんで破裂する。
板場では包むもの、畑では困るもの。

竹を丸のまま焚き火にくべると、大きな音が鳴ることがある。
薪がはぜる音とは明らかに違う、破裂に近い音だ。
破片が飛ぶこともあるので、近くにいると危ない。

竹が爆ぜる理由

原因は、丸のまま燃やすことにある。
竹には節があって、節と節のあいだは空気が閉じ込められた小部屋になっている。
熱を受けるとその空気が膨らみ、逃げ場を失って竹の壁を内側から押し広げる。
耐えきれなくなったところで一気に破裂する、というのが正体だ。

対策は単純で、くべる前に割っておけばいい。
空気の逃げ道さえあれば、破裂するほどの圧はたまらない。
煤や黒煙が出やすいこと、火持ちがよくないわりに瞬間の火力だけは強いことも、覚えておくといい。
どんど焼き(左義長)で竹がぱんぱんと鳴るのも、同じ仕組みだ。

畑では、竹は増えすぎて困るもの

畑の側から見ると、竹は厄介者だ。
竹は地下茎で増える植物で、切っても切っても地面の下から新しい芽が出てくる。
隣の山が手入れをやめると、数年で畑の際まで竹が迫ってくることもある。

木ならそこまで気にしないのに、竹だけは見つけ次第、根から掘り起こす。
伸びる速さが違いすぎて、後回しにした年だけ余計に手間が増えるからだ。
いま各地で言われている放置竹林の広がりも、根っこは同じ話だと思う。
誰かが定期的に手を入れ続けないと、竹はあっという間に境界線を越えてくる。

板場では、竹は包むもの

板場での竹は、また別の顔をしている。
笹の葉を刺身の下に敷いたり、竹の皮でおにぎりを包んだりする。
竹の皮は水気を通しながら香りも移すので、ラップとは違う包み方になる。
傷みにくいとも言われるけれど、僕は自分で確かめていないので、言い伝えとして書いておく。
巻き簾(すだれ)で海苔巻きを締めるのも、考えてみれば細く割った竹を糸でつないだだけの道具だ。

長距離では、竹は涼をとる道具

竹を編んだシートカバーは、夏の運転席の定番のひとつだ。
布のクッションだと汗をかいたところが張り付くが、竹はさらりとしていて、長時間座っていても背中が蒸れにくい。
エアコンを止めた休憩中の車内では、地味だがありがたい道具だと思う。

板場では大事に扱われ、畑では見つけ次第掘り起こされる。
同じ竹なのに、置かれた場所によって役に立つものにも厄介者にもなる。
焚き火で音を立てて割れるときも、竹自身は何も変わっていなくて、割らずにくべたことが原因だ。
石が熱で割れる前に書いた回と、理屈としては近い話だと思う。
中に閉じ込められたものが行き場を失うと、竹も石も同じように壊れる。

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