2026.09.23 泊まれる場所4,223 立ち寄りスポット59,693 営業中を確認したキャンプ場1,005 note を読む

汗をかいてはいけない仕事と、かいても誰も困らない場所|板場・畑・運転席の夏の汗

同じ汗なのに、仕事によって扱いがまるで違う。
板場・畑・運転席を、汗のかき方だけで比べてみる。

朝から、もう暑い。
首筋を汗が伝うと、汗との付き合い方は仕事によってずいぶん違うな、と思う。

僕は寿司屋、畑、長距離の運転、いまのWebの仕事と、いくつか職を変えてきた。
ここに書くのは、それぞれの場所で汗がどう扱われるかという一般的な話だ。

落としてはいけない汗

食べ物を扱う板場では、汗は気を遣う相手になる。
暑いのに、汗をかいてはいけない。
正確には、かいてもいいけれど落としてはいけない。

夏場の厨房は、外から見るよりずっと暑い。
それでも人前で額を腕で拭うわけにはいかない。
鉢巻きや帽子で、下りてくる前に止めるのがよく聞くやり方だ。

手のひらに出る汗は、気温と関係がなく緊張でも出る。
暑さの汗より、そちらに悩む人も多いと思う。

流れるままでいい汗

畑の汗は、扱いが真逆だ。
誰も見ていないし、拭いてもすぐまた出る。
拭かずにそのままにしておく人も多い。

そのかわり、飲むものと塩には気を遣ったほうがいい。
汗では水と一緒に塩分も出ていく。
水だけを飲み続けると、体がついてこないことがある。

もうひとつは、涼しい朝のうちに済ませることだ。
畑仕事が早いのは勤勉だからというより、遅い時間は体がもたないからだと思う。

かかないつもりで、冷えていく汗

長距離の運転は、汗をかかない仕事に見える。
座っているし、エアコンも効いている。
ところが荷物の積み降ろしになると、短い時間で全身が濡れる。

こたえるのは、そのあと冷えた車内に戻るときだ。
濡れたシャツのまま座っていると、汗が冷えて体温を奪っていく。
替えのシャツを一枚積んでおくのは、身だしなみより体のためだと思う。

汗をかいた瞬間より、かいたあと放っておいた時間のほうが体に効く。
疲れの正体が汗ではなく、そのあとの冷えだということはよくある。

かいても誰も困らない汗

机に向かう仕事だと、日中はほとんど汗をかかない。
そのぶん、外で火を焚いているときの汗は別物に感じる。

火の前は暑い。
夏にわざわざ火を焚くのは、はたから見ればおかしな話だと思う。
それでも、あの汗はいくらかいても誰も困らない。
拭いてもいいし、拭かなくてもいい。

同じ汗なのに、かく場所が変わるだけで意味がまるで違う。
体が変わるのではなく、汗をかいてはいけない場所から離れるだけなのだと思う。

夏に外で長くいる日の三つ

畑の塩と、運転席の冷えと、板場の拭くこと。
まとめると、夏に外で長くいる日に持っておきたいのはこの三つになる。
塩をとるもの、首を冷やすもの、体を拭くもの。
どれもポケットに入る大きさで済むのが、ありがたい。

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