予定を入れない日を、月に一日だけ意識して作っている
予定で埋めた日ほど、終わってみると何も残っていないことがある。
だから僕は、あえて何も決めない日を月に一日、先に確保しておくようにしている。
手帳が予定で埋まっていると、なんとなく充実している気がする。
でも、みっちり詰め込んだ一日を終えて振り返ると、こなした達成感はあるのに、心に残っているものが意外と少ない。
次から次へと移っていくうちに、一つひとつを味わう時間がなかったからだと思う。
余白は、放っておくと埋まる
厄介なのは、空いている時間は、放っておくと勝手に予定で埋まっていくことだ。
ここが空いているなら、あれもできる、これも入れられる。
そうやって気づけば、休むための時間まで何かの用事に置き換わっている。
余白は、意識して守らないと、すぐに消えてしまう。
だから、先に確保しておく
それで僕は、月に一日、何も予定を入れない日を先に手帳へ書き込むことにした。
「予定なし」という予定を、いちばん最初に入れてしまう。
そうすると、あとから何か誘われても、その日は自然に避けるようになる。
空いているから埋めるのではなく、空けておくために先に押さえる。
順番を逆にするだけで、余白はちゃんと残る。
何もしない日に、拾えるもの
その日は、たいてい大したことはしない。
近所を歩いたり、積んでいた本をようやく開いたり、犬とただ縁側で座っていたり。
それでも、詰め込んだ日には通り過ぎていた小さなことに、ちゃんと気づける。
風の匂いが変わったとか、そういうものだ。
忙しさの中では拾えないものを拾うために、僕はこの何もしない一日を、これからも手放さずにいたい。